イタリア言語・文化研究会

第 187 回(2025.3.22)

  1. 渡辺元裕:戦後日本の大衆文学におけるダンテ受容:その傾向と実例
  2. 山田高誌:18 世紀ナポリの劇場研究の実際─公証人文書から再構築される三次元的空間

第 186 回(2024.12.14)

  1. 池田和希:連合政権における政権運営と首相のリーダーシップ─イタリアにおける第二次ベルルスコーニ政権に至る経路を事例に
  2. 逸見祐太:ローマ帝政初期の元老院会議から見る皇帝・元老院関係:クラウディウス帝期の事例分析を中心に

第 185 回(2024.9.21)

  1. 平倉菜摘子:モーツァルトの歌姫アンナ・ストラーチェ:イタリア時代を中心に
  2. 柴田瑞枝:パオラ・マシーノにおける母親像:『主婦の誕生と死』を中心に

第 184 回(2024.7.27)

  1. 屋敷美玖:カマルドリ修道院における隠修士共同体
  2. 外村廉:裁判から見た 12 世紀アマルフィにおける都市行政

第183回(2024.5.11)

  1. 桑原夏子:聖母晩年伝表象と外典のかかわりーイタリア中世美術を例に
  2. Myriam Pilutti Namer:Archeologia e architettura tra Venezia e Ravenna

第182回(2024.3.12)

  1. 桑原真由美:ヴィリジェルモの彫刻における古代―モデナ大聖堂ファサードの有翼童子レリーフを中心に
  2. 高津美和:16世紀ルッカにおける宗教改革思想と市民」

第181回(2023.12.9) オンライン開催

  1. 朝倉南:レオナルド・ダ・ヴィンチ受容研究―マルコ・ドッジョーノ「接吻する幼児イエスと洗礼者ヨハネ」図像をめぐって
  2. 芹澤なみき:ベアト・アンジェリコ«サン・マルコ祭壇画»ピラスターパネルの再構成に関する一考察

第180回(2023.9.15) オンライン開催

  1. 川合真木子:17世紀伝記に見る女性画家像ーアルテミジア・ジェンティレスキを中心に
  2. 古川望:レナータ・ヴィガノーの⺠衆女性へのまなざしー『アニェーゼの死』における女性パルチザン「アニェーゼ」の表象を中心に

第179回(2023.7.21) オンライン開催

  1. 吉田愛:闘争としての「150時間」―1960-70年代労働運動がとらえた教育思想の盛衰
  2. 福山佑子:村川堅固の南イタリア旅行ー遺跡探訪と古代への眼差し

第178回(2023.5.27) オンライン開催

  1. 越前貴美子:異例のレジスタンス小説―ラッラ・ロマーノ『Tetto Murato
  2. 徳家統:ガエ・アウレンティーその足跡の傍ら

第177回(2023.3.17) オンライン開催

  1. 林孝洋:19世紀ニューヨークにおけるイタリア系亡命者の生活世界亡命者の「脱神話化」を目指して
  2. 白川太郎:フランチェスコ会・司牧・予言者―マルゲリータ・コルトーナの『議事録』と14世紀初頭の信仰

第176回(2022.11.26) オンライン開催

  1. Lorenzo Piani:Influenza dell’inglese L2 sull’acquisizione dell’italiano L3 di studenti giapponesi:un’analisi sull’uso degli articoli
  2. 福山佑子:15-16世紀イタリアにおけるウェスウィウス山噴火の記憶―早稲田大学図書館所蔵『ローマ皇帝群像』(1503年頃)から見るジョルジョ・メルラと古代への関心

第175回(2022.9.9) オンライン開催

  1. 北村秀喜:カトゥッルス詩歌集の伝承―la tradizione dei carmi catulliani
  2. 田中真美:ボッカッチョにおける読者と教訓の受容―『フィアンメッタの哀歌』における読者への呼びかけの分析を中心に

第174回(2022.7.2) オンライン開催

  1. 古川望:ファウスタ・チャレンテの作品におけるナショナル・アイデンティティの問題:トリエステのイタリア系ブルジョワジーとアレクサンドリアのヨーロッパ系ブルジョワジーへのまなざし
  2. 林いのり:歌劇『シモン・ボッカネグラ』(1881)、『オテッロ』(1887)における「悪」の表象―台本詩行および楽曲の構造、歌唱旋律による口調の表現から―

第173回(2022.5.13) オンライン開催

  1. 清野真惟:イタリア同盟の発動と政治言語としての「イタリア」の利用―ピウス2世とフェッランテの事例
  2. 砂田恭介:スラヴ語の擁護者からダルマティア生まれの教会博士へ―15世紀アドリア海東岸におけるヒエロニュムス崇敬の戦略的受容

第172回(2022.2.25) オンライン開催

  1. 飯嶌剛将:ペトラルカと弟ゲラルド―『詩篇』論の形成
  2. 坂田道生:ローマ軍と宗教壁画―ドゥラ・エウポリス出土の≪ユリウス・テレンティウスのフレスコ≫について

第171回(2021.12.8)オンライン開催

  1. 太田岳人:第二次世界大戦後のイタリアの政治文化とグラフィック・デザイン:アルベ・スタイネルの場合
  2. 飛嶋隆信:ヴァルデマール・ジョルジュの美術批評とイタリア美術界

第170回(2021.9.10) オンライン開催

  1. 古川望:『こんな風でした』における女性の表象とナタリア・ギンズブルグのジェンダー観
  2. 小久保真理江:フォルトゥナート・デペーロのアメリカ滞在

第169回(2021.7.3) オンライン開催

  1. 柴田瑞枝:ファシズム期の検閲と女性文学:パオラ・マンシーノ『主婦の誕生と死』についての考察
  2. 桑原夏子:ジョットの下絵の共有―スクヴェベーニ礼拝堂内陣とサンタ・マリア・イン・シルヴィス修道院付属聖堂において

第168回(2021.5.22) オンライン開催

  1. 奥田耕一郎:公営住宅Case popolariの源流をめぐって―モダニズムと「ドーポ・ラヴォーロ会員の家」―
  2. 久保佑馬:ティツィアーノと石板油彩画技法の発展、越境―セバスティアーノ・デル・ピオンボのスレート板技法を超えて―

第167回(2021.1.30)  オンライン開催

  1. 渡辺有美:フィリッポ・リッピ(1406―69)スポレート大聖堂内陣におけるベラルド・エロリの関与と無原罪の御宿り
  2. 高橋春菜:テンポ・ピエーノとは何だったのか―ボローニャ教育市民会議Febbraio pedagogico(1972)の議事録を中心に

第166回(2020.11.28) オンライン開催

  1. 糸隆太:ローマ軍と肉食
  2. 伊藤怜:ナポリ司教座聖堂ミヌートロ礼拝堂壁画「ペテロの磔刑」に関する試論

第165回(2020.9.26) オンライン開催

  1. 岸田菜摘:ロドルフス・グラベールの著作から見るローマ教会と「ギリシャ人」
  2. 古田耕史:レオパルディの≪夢≫を読む

第164回(2020.6.27) オンライン開催

  1. 宮坂真依子:プラウトゥス『綱引き』におけるfides
  2. 木戸口聡子:ローマ皇帝の娘が果たした政治的役割:皇位継承とマルクス・アウレリウスの娘たちの結婚
  3. 太田岳人:初期ブルーノ・ムナーリにおけるユーモア

第163回(2020.1.25)

  1. 角田かるあ:モダニズモ写真としての「フォトディナミズモ」―未来主義写真家G.ブラガーリアにおける「純粋化」―
  2. 佐伯綾希:ウンベルト・ボッチョーニとイラスト文化:1900年前後の美術界における「近代性」の一側面

第162回(2019.12.7)

  1. 村木数鷹:歴史家マキャベッリの画期性
  2. 清野真惟:外交官マキャベッリの「レトリック」
  3. 藤澤大智:レオパルディとマキャベッリ

第161回(2019.10.5)

  1. 白川太郎:神秘体験と「聖性」:キアラ・ダ・モンテファルコの生涯と表象
  2. 芹澤なみき:フィリッポ・リッピとパドヴァ―額の制作に関する一考察―

第160回(2019.6.29)

  1. 桑原真由美:モデナ大聖堂における創世記図像について
  2. 鈴木鉄忠:フロンティアのトリエステ~国家の辺境、南東・中欧の玄関口

第159回(2019.5.11)

  1. 武関彩瑛:古代ローマ壁画のコピーに関する一考察―背景描写を中心に
  2. 林優来:第一次大戦以前のイタリア航空史―国産機開発の試みとリビア戦争の影響を中心に―

第158回(2019.1.26)

  1. 小林勝:イタリア言語・文化研究会と私のプレッツォリーニ研究―退職にあたって
  2. 佐原広基:イタリア語文法史における〈前置詞a/in+都市名〉の用法について
  3. 藤澤大智:レオパルディの「唯物主義」2―唯物主義二段階論の批判―

第157回(2018.12.1)

  1. 石井沙和:フリウリ・ヴェネツィア・ジュリアにおける未来派の形成
  2. 池野絢子:カルロ・カッラにおける「秩序回帰」と「純粋絵画」―イタリア美術におけるモダニズムの再考へ向けて
  3. 土肥秀行:マリネッティの“規回帰”―国際的展開と演劇批評

第156回(2018.10.6)

  1. 川合真木子:17世紀前半のナポリ絵画とパオロ・フィノーリアの制作活動
  2. 湯上良:近世後期の情報管理―ヴェネツィアとヨーロッパの比較―

第155回(2018.9.22)

  1. 古田耕史:レオパルディにおける死の瞑想
  2. 藤澤大智:レオパルディの唯物論
  3. Mario Andrea Rigoni:Leopardi, i costumi degli italiani e l’Occidente moderno

第154回(2018.7.7)

  1. 大塚将太郎:中世盛期の教皇庁と情報管理
  2. 稲益祐太:トランスマンツァの空間構造

第153回(2018.5.12)

  1. 石田聖子:イタリア映画の身体表象―1910年代を中心に
  2. 牧野素子:ウンベルト・エーコ『プラハの墓地』に見る背景と問題提起

第152回(2018.1.27)

  1. 福山佑子:ネロの記録と69年の内乱:帝政初期ローマにおける記憶の破壊と帝位継承
  2. 永井裕子:ピントリッキオにおけるアレクサンデル6世のための壁画と肖像への関心―ヴィオのコレクションを参照として

第151回(2017.12.2)

  1. 土肥篤:イタリア語における心態詞
  2. 丸本隆:歴史か、神話か?―“リソルジメント・オペラ”の評価をめぐって
  3. 森佳子:プッチーニ《蝶々夫人》とジャポニズム

第150回(2017.10.14) 150回記念例会

  1. 千野貴裕:グラムシ研究の現在と未来
  2. 古田耕史:レオパルディにおける愛と死
  3. 伊藤拓真:ギルランダイオ工房のイメージと実態―15世紀フィレンツェの芸術家工房
  4. 奥田耕一郎:近代とモニュメント
  5. 小林勝:ムッソリーニとプレッツォリーニ
  6. 高田和文:ダリオ・フォーの演劇活動をふりかえる
  7. 篠塚千恵子:或るアプリア戦士の墓―古代南イタリアの陶器の開始状況について
  8. 陣内秀信:アマルフィ海岸の都市と地域の空間構造
  9. 菅田茂昭:ロマンス語の中のイタリア語

第149回(2017.7.1)

  1. 藤崎悠子:ロッビア工房における施釉テラコッタ彫刻の制作技法研究―素焼きまでの工程を中心にして―
  2. 大西克典:近世イタリア都市工業と啓蒙改革:十八世紀トスカーナにおける絹織物工業保護

第148回(2017.4.22)

  1. 塚原義央:古代ローマ帝政前期の皇帝顧問会consilium principisについて―法学者との関係を中心にして―
  2. 横田太郎:レオン・バッティスタ・アルベルティ『文芸の利益と不利益』と同時代の学問界:勉学と快楽に関する議論をめぐって

第147回(2017.1.28)

  1. 道家英穂:『神曲』と引喩―『アエネーイス』、『失われた時を求めて』と関連して
  2. 渡辺有美:フィリッポ・リッピとプラート大聖堂壁画の再考察―社会的背景とイコノグラフィー

第146回(2016.12.3)

  1. 松井健太:1950年代から1960年代にかけてのアルド・ロッシの建築言語の変化について
  2. 清野佳奈絵:イタリアの出稼ぎ労働者―ローマのバングラデシュ人を例に―

第145回(2016.10.1)

  1. 増永菜生:書記官イヴァーニの活動から見る1470年代フィレンツェの領域統治
  2. 高橋春菜:戦後における地域教育生みの親としてのコムーネ―ボローニャを事例として

第144回(2016.6.25)

  1. 原田亜希子:16世紀の空位期(Sede vacante)における都市ローマ
  2. Daniela De Palma:Le relazioni tra Giappone e Russia dal 1945 ad oggi

第143回(2016.5.7)

  1. 阿久澤弘陽:補文を取る動詞”dimenticare”と再構造化現象―日本語の「忘れる」との比較から
  2. 小久保真理江:チェーザレ・パヴェーゼの”la trilogia delle macchine”における身体

第142回(2016.1.30)

  1. 田中麻里奈:現代演劇における、音のドラマトゥルギー~空間を作曲する~―キアラ・グィーディ(演劇カンパニー ソチエタス・ラファエル・サンツィオ)、ニコラ・サーニ(ボローニャ歌劇場芸術監督)による現代演劇における音空間形成の手法
  2. 越前貴美子:物語空間としてのトリノ―『創作された青春時代』における「風景」の役割

第141回(2015..12.5)

  1. 土肥篤:イタリア語における与格用法分類について
  2. 東哲史:イタリア語とフランス語の時制・法の比較

第140回(2015.10.3)

  1. 横田さやか:ジャンニーナ・チェンシと〈飛行する身体〉―未来派的〈飛行する身体〉が〈航空ダンス〉に昇華するまで
  2. 巖谷睦月:ルーチョ・フォンターナと1930年代ミラノの抽象 カルロ・ベッリ、エドアルド・ペリシコ

第139回(2015.6.27)

  1. 向井華奈子:16世紀イタリア語文法における条件法の扱いについて―ピエトロ・ベンボを中心に―
  2. 杉山博昭:聖史劇が上演する聖別と瀆聖

第138回(2015.5.16)

  1. 高橋謙公:13世紀後半の地中海世界と港―シチリア王国の港湾管理―
  2. 新谷崇:カトリック聖職者のファシズム体制への支持形成について

第137回(2015.1.24)

  1. 河村英和:19世紀カプリ島に訪れた外国人芸術家たちとホテル・パガーノ
  2. 山崎彩:クラウディス・マグリス『ミクロコスモス』をめぐって

第136回(2014.11.29)

  1. Zane D.R.Mackin:Dante e la predicazione medievale:all’incrocio di retorica,poesia e teologia
  2. 桑原夏子:地震とラクイラ美術:ラクイラ復興の現状報告と、サンタ・マリア・アド・クリプタス教会北壁装飾プログラムの考案期についての一試論

第135回(2014,10.4)

  1. 櫻井麻美:1500年代後半のイタリア庭園における「森」の意味―ボマルツォの「聖なる森」の場合
  2. 高橋春菜:イタリア公教育における学校外教育の位置づけの変化について―1985年版「公教育プログラム」と2012年版「国のカリキュラム指針」および制定の経緯に着目して

第134回(2014.7.19)

  1. 坂田道生:ピアッツア・アルメリーナのヴィッラに関する一考察―小狩猟図に基づいて―
  2. 千野貴裕:近代国家と未来社会―グラムシにおける「倫理国家概念」を再考する
  3. 永井裕子:ピントリッキオと周辺画家による書物を伴う聖母子像の型の利用

第133回(2914.4.19)

  1. 萩原里香:舞台上演責任者「コラーゴ」:人物像に関する考察
  2. 牧野素子:アントニオ・タブッキ『供述によるとペレイラは・・・』から始まる考察―現代反ユダヤ主義とその対策

第132回(2014.1.25)

  1. 三浦香里:聖家族と子羊をめぐって―プラド美術館のラファエロ作品―
  2. 菅田茂昭:没後100年ソシュール『一般言語学講義抄』の新対訳について

第131回(2013.11.30)

  1. 星野友里:ナチス・ドイツの対イタリア外交における南ティロール
  2. 糸隆太:畜産業と古代ローマの市民理念

第130回(2013.10.5)

  1. 津澤真代:15世紀フィレンツェにおける学位取得者とキャリア形成
  2. 中島裕美子:フェデリコ・トッツィ 無意識の探究

第129回(2013.6.29)

  1. 山手昌樹:ファシズム時代の国内移民
  2. 奥田耕一郎:ドーポラヴォーロ事業団の余暇施設

第128回(2013.4.27)

  1. 津田悠一郎:イタリア語の音韻構造
  2. 倉科岳志:晩年期のクローチェ―ファシズム病気論と弁証法の起源

第127回(2013.1.26)

  1. 小檜山明恵:パヴェーゼと神話
  2. 藤沢桜子:『米欧回覧記』と古代ローマ文明

第126回(2012.12.1)

  1. 向井華奈子:16世紀の言語問題―「はじめての」イタリア語文法書をめぐって
  2. 高雄有希:エーコの小説における知の”laicità”

第125回(2012.10.16)

  1. 阿部雅子・森田学:歌唱イタリア語の発音・発声と表現
  2. Valerio Alberizzi:Gli studi sulla lingua giapponese in Italia:Storia e situazione presente(イタリアにおける日本語学の歴史と現状)

第124回(2012.6.30)

  1. 新倉慎右:ミケランジェロ作サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ聖堂の《キリスト》再考―再発見されたバッサーノ作品との比較を通じた造形分析―
  2. 高津美和:16世紀ルッカにおけるアオニオ・パレアリオの教育活動:上級学校教師着任の経緯をめぐって

第123回(2012.5.12)

  1. 趙泰昊:Geoffrey Chaucerの『Troilus』とBoccaccioの理想化されたドンキホーテ的な騎士の系譜
  2. 太田智子:トスカーナ大公妃マリア・マッダレーナ・ダウストリアの結婚入場式(1608年)の考察

第122回(2012.1.28)

  1. 羽鳥江津子:イタリア解放運動とイギリスのメディア
  2. 福山佑子:祭司団記録におけるダムナティオ・メモリアエ―断罪されたローマ皇帝名の削除をめぐって

第121回(2011.11.19)

  1. Michele Camandona, Chiara Zamborlin:Stili della comunicazione: Manuale d’Amore

第120回(2011.10.8)

  1. 原口昇平:生成する回想―ダンヌンツィオの詩に基づくピッツェッティの歌曲《牧人たち》の原理
  2. 林克彦:ピエロ・デッラ・フランチェスカ作《モンテフェルトロの二連画》制作動機に関する一試論

第119回(2011.7.2)

  1. 吉澤明:70年代イタリア議会外左翼の運動からイタリア社会の特質を探る
  2. 吉田昇司:イタリア美術と、弦楽器のデザイン

第118回(2011.6.11)

  1. 桑原夏子:顕現する聖天使―フラ・フィリッポ・リッピ作《バルバドーリ祭壇画》における立像聖母子表現をめぐって―
  2. 名尾良泰:英語から覚えるイタリア語―イタリア語felice(幸せな)とは、アニメの黒猫Felixのことです―

第117回(2011.5.14)

  1. 原田亜希子:16世紀後半におけるローマ市行政組織―コンセルヴァトーレの活動を中心に―
  2. 奥田耕一郎:ドーポラヴォーロのつくった家具―1927-29年の.N.D.による邸宅内部への介入について

第116回(2011.1.29)

  1. 萩原里香:17世紀初期の音楽劇における文体についての一考察
  2. 倉重克明:ジョヴァンニ・ヴェルガ『山の炭焼き党員』(1861―62)の語り手の性質―マンゾーニとの比較を通して―

第115回(2010.12.4)

  1. 飯田洋介:ローマ駐在ドイツ外交官の群像(1871―1914)
  2. 河野英二:カール・クラウスとイタリア―自然・文化・思想の観点からみた風刺家の「根源」―

第114回(2010.10.16)

  1. Alda Nannini:Riflessioni su un sillabo di lingua italiana per un corso intermedio
  2. Francesco De Renzo:Lessico. Istruzioni per l’uso

第113回(2010.10.2)

  1. 尾崎有紀子:大正期日本におけるイタリア受容の諸相―『クオーレ』と『伊国小学読本』を中心に
  2. 遠藤孝:アガンベンの潜勢力と政治

第112回(2010.7.10)

  1. 本田亜沙子:イタリア・ベルルスコーニ政権における年金改革―政策決定過程の検討を中心に
  2. 花本知子:日本語のあいづち、イタリア語のあいづち

第111回(2010.5.15)

  1. 尾河直哉:薪ざっぽうとサメの腹―『ピノッキオのぼうけん』における聖書―
  2. 牧野素子:アントニオ・タブッキの作品が持つ曖昧さの魅力―短編Isole「島々」所収Piccoli equivoci senza importanza『とるにたらない小さな行き違い』(1985)を例に

第110回(2010.1.30)

  1. 古田耕史:レオパルディの反“ロマン主義”について
  2. 北川佳子:ファシズム期コモの建築家 テラーニとカッターネオ

第109回(2009.12.5)

  1. 長沢朝代:ピエロ・デッラ・フランチェスカ作《聖十字架物語》―プロパガンダとしてのコンスタンティヌス帝を中心に―
  2. 山崎彩:『ゼーノの意識』への道―沈黙期に書かれた未発表の短編小説をめぐって

第108回(2009.9.19)

  1. 今津牧:第二言語としてのイタリア語―日本人学習者の発話と作文の統語分析
  2. 北村紀久子:丘上都市ペルージア―中世の都市計画と古代エトルリア市門の変容

第107回(2009.7.11)

  1. 大歳剛史:ボッカッチョの寓意詩における理想化された”amore”
  2. 伊藤拓真:聖母マリア伝としてのプラート大聖堂ステンドグラス再構成

第106回(2009.5.16)

  1. 尾崎有紀子:日本近代における同時代イタリアの視覚イメージ―明治~昭和戦前期の大衆雑誌・児童書を中心に―
  2. 牧野素子:アントニオ・タブッキの「インド夜想曲」の一解釈―ペソアと自分探しの旅物語

第105回(2009.3.7)

  1. 芳賀理恵:15世紀後半フィレンツェの〈トピアの天使〉をめぐって―アウグスティヌス会とメディチ派の女性を中心に―
  2. 尾河直哉:ピノッキオの鼻はなぜ伸びるのか?―『ピノッキオのぼうけん』における身体をめぐって―

第104回(2009.1.24)

  1. マルコ・マッツィ:イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』論(オリジナル・ビデオ作品の上映あり)
  2. 土肥秀行:初期ウンガレッティとハイク

第103回(2008.12.13)

  1. 神谷久美子:ルネサンス都市国家における作品蒐集―その意義および受容に関する一試論
  2. 高津美和:16世紀ルッカにおける宗教改革思想の流入

第102回(2008.10.11)

  1. 中村勝己:プレッツォリーニとゴベッティ―《文化の組織者》の系譜
  2. Stefano Carletti:〈Il muro della Terra〉di Giorgio Caproni

第101回(2008.7.19)

  1. 酒井薫:15世紀後半ジェノヴァとオスマン朝の外交
  2. 花本知子:非人称のtuをどう教えるか

第100回(2008.5.17)

  1. 小林明子:セバスティアーノ・デル・ピオンボの絵画技法―石版画を中心に
  2. Alessandro Giovanni Gerevini:Editoria italiana e letteratura giapponese

第99回(2008.3.8)

  1. 森田学:歌唱イタリア語の発音をめぐって―美しいイタリア語の発音に向けて
  2. 小倉康之:ロマネスク様式の起源―ロンバルディアとカタルーニャの教会建築について

第98回(2007.12.22)

  1. 古田耕史:Leopardi dionisiaco?―陶酔と熱狂のあいだ
  2. 金沢文緒:英国風景画家リチャード・ウイルソンのイタリア滞在―《アポロと四季》をめぐって

第97回(2007.10.13)

  1. 金光真理子:サルデーニャの舞踊音楽の構造―ラウネッダスの舞踊曲のイスカラ概念をめぐって
  2. 市川慎一:ファシズムへのレジスタンスの一面―ヴァッレ・ダオスタの場合

第96回(2007.7.14)

  1. 伊藤怜:12世紀ローマにおける壁画装飾とイコンに関する一試論
  2. 土肥秀行:パウンドとパゾリーニ:失われた父性

第95回(2007.6.9)

  1. Nello Barile, Andrea Miconi:Immaginari di transizione tra vecchi e nuovi media

第94回(2007.5.12)

  1. 福山佑子:バエティカにおける属州政策
  2. 木名瀬紀子:現代美術が受容したイタリア・ルネサンスの遠近法について

第93回(2007.3.17) 両大戦間のイタリア―文化と社会

  1. 小林勝:ヴァスコ・プラトリーニと雑誌《カンポ・ディ・マルテ》
  2. 戸田三三冬:1920年代のエッリコ・マラテスタ
  3. 中村勝己:《自由の宗教》のフォルトゥーナ~ヘーゲル・クローチェ・ゴベッティ
  4. 藤岡寛己:グラムシと未来派〈マリネッティ〉
  5. 奥田耕一郎:未来派建築の変容~第一次大戦後のアントニオ・サンテリア
  6. 堤康徳:未来派とファシズム
  7. 西村安弘:国民映画としてのトーキー:マリオ・カメリーニを中心に
  8. 山田高誌:第一次大戦前後における18世紀ナポリ楽派研究とその広がり~前衛をも生み出したナポリの《愛国主義》の成果

第92回(2006.12.16)

  1. 大歳剛史:『フィローコロ』、『フィローストラト』、『テーセイダ』におけるボッカッチョの自己描写
  2. 梶田知史:剣闘士(gladiator)の墓碑銘について

第91回(2006.10.7)

  1. 鈴木信五:イタリア語における情報構造の通時的再編成と接語代名詞の位置
  2. 小野寺暁之:ブッツァーティにおけるミラノ

第90回(2006.7.15)

  1. 青木洋一郎:anniの前の数字について
  2. 古田耕史:レオパルディとスタール夫人―〈自然〉と〈想像力〉をキーワードに

第89回(2006.5.13)

  1. 増田千穂:15,6世紀イタリアにおけるシビュラ像興隆の背景について
  2. 関根弘子:アルプス南麓の近世の巡礼施設:ヴァラッロのサクロ・モンテーその「代用エルサレム」時代の形態を中心に―

第88回(2006.3.11)

  1. 小田原琳:ジョヴァンニ・ヴェルガと〈南部〉の表象
  2. 花本知子:AntonioとAntonio―アントニオ・タブッキと父

第87回(2005.12.10)

  1. 高津美和:16世紀イタリアの宗教的亡命者―ベルナルディーノ・オキーノの信仰―
  2. 山崎彩:トリエステのズヴェーヴォ・ズヴェーヴォのトリエステ

第86回(2005.10.15)

  1. 花本知子:アントニオ・タブッキ『トリスターノは死ぬ』(2004)について
  2. 林要一:イタリア人と笑話(Le barzellette)

第85回(2005.7.16)

  1. 古田耕史:ジャコモ・レオパルディの「無限」をめぐって
  2. 池上英洋:嬰児を殺したのは誰か―十五世紀北中部イタリアの諸相―

第84回(2005.5.14)

  1. 高田和広:見ること/見られること―ルイージ・ピランデッロ研究
  2. 木名瀬紀子:英国の画家フレデリック・レイトンとイタリア

第83回(2005.3.19)

  1. 三浦清美:アリストテレ・フィエラヴァンティ・ダ・ボローニャとロシア建築
  2. 大崎さやの:カルロ・ゴッツィのゴルドーニ演劇批評

第82回(2004.12.11)

  1. 松平俊久:異形の図像学―イタリア・ラヴェンナの怪物像をめぐって
  2. 藤岡寛己:未来派と原初的ファシズム

第81回(2004.10.16)

  1. 丹羽誠士郎:パルマ・ピアチェンツァ公オッターヴィオ・ファルネーゼの音楽パトロン活動
  2. Michele Camandona:A Est di Tokyo

第80回(2004.7.17)

  1. 沼野雄司:20世紀のイタリアの作曲家―ルチアーノ・べリオとルイジ・ノーノを中心に
  2. 小倉康之:ヴァチカンのサン・ピエトロ旧聖堂とローマ式平面型に関する一考察―貫通型とトランセプトの宗教上の機能、および空間表象について

第79回(2004.5.8)

  1. 奥田耕一郎:アントニオ・サンテリア(1888―1916)の建築ドローイングについて
  2. 東哲史:ラテン語賛歌の韻律

第78回(2004.2.7)

  1. Lia Beretta:L’inizio dei rapporti fra l’Italia e il Giappone nell’epoca Meiji
  2. 菅田茂昭:イタリア語と私

第77回(2003.12.6)

  1. 小林勝:第一次大戦とプレッツォリーニ
  2. 赤松加寿江:15, 16世紀フィレンツェの祝祭空間―都市空間にみる権力とスペクタクルの展開

第76回(2003.10.18)

  1. 神谷久美子:マンテーニャ作『パルナッソス』について
  2. 青木香代子:16・17世紀 ヴェネツィアの劇場について

第75回(2003.7.12)

  1. 木名瀬紀子:19世紀英国絵画と16世紀イタリア・ルネサンスの美術理論―フレデリック・レイトンが《チマブーエの名高い聖母像》と《ブルネッレスキの死》においてジョルジョ・ヴァザーリから学んだフィレンツェ芸術への憧憬と情熱
  2. マリア・アルフォンサ鈴木:チェーザレ・パヴェーゼ:初期の作品群について

第74回(2003.5.17)

  1. 高津美和:サヴォナローラの説教に対するフィレンツェ市民の反応―ドメニコ・チェッキ『聖なる尊い改革』―
  2. 河上眞理:アントーニオ・フォンタネージの来日経緯再考

第73回(2003.2.8)

  1. 田畑賀世子:六世紀イタリアの都市―古代から中世へ
  2. 椎名規子:イタリアにおけるドメスティック・バイオレンス防止新法(2001年)について―日本法と比較して

第72回(2002.12.7)

  1. 吉田香澄:中世後期の宗教建築におけるポリクロミアについて
  2. 中谷昭子:ベンヴェヌート・チェッリーニの作品と生涯

第71回(2002.10.19)

  1. 小野寺暁之:ブッツァーティ研究―閉じた空間についての考察―
  2. 片山伸也:中世後期シエナの住宅建築について

第70回(2002.7.6)

  1. 松本晴子:アントニオーニとアメリカ―芸術映画とハリウッド
  2. 鹿野陽子:水都ミラノ―運河のランドスケープ

第69回(2002.5.11)

  1. 平泉千枝:光と影の画家ジョルジュ・ド・ラトゥールに見るイタリアの影響―モンテパトリというトポスからの一考察
  2. 白井理恵:近代ピエモンテ研究の諸問題―国家と貴族の語るもの

第68回(2002.2.9)

  1. 川井繁巳:18世紀、ミラノにおけるイタリア語革新運動
  2. 水谷彰良:日本における19世紀イタリア・オペラ研究の現状とその問題点

第67回(2001.12.8)

  1. 大川智子:イタリアを描いたオランダ人
  2. 山本真司:アクィレイアの総司教座の成立とその言語史上の影響について

第66回(2001.10.6)

  1. 住岳夫:『書簡集』を手掛かりに後期カルヴィーノ作品を読む
  2. 中村勝己:ピエロ・ゴベッティの自由主義革命思想

第65回(2001.7.7)

  1. Marco Biondi:Il romanzo “Baudolino” di Umberto Eco:contesto storico culturale
  2. 木川弘美:イメージの伝達―初期ネーデルランド絵画とイタリアルネサンス

第64回(2001.5.12)

  1. 毛塚実江子:《ベアトゥス黙示写本挿絵》における図像伝播再考―ヘローナ本を中心に
  2. 辻本政雄:アリタリア―ハンガリー航空提携解消に見る、グローバル・アライアンス成否の要因

第63回(2001.2.10)

  1. 住岳夫:イタロ・カルヴィーノ―知覚の問題
  2. 上野まさみ:ダンテ『神曲』における出エジプトの概念

第62回(2000.12.9)

  1. 小林勝:プレッツォリーニのアメリカにおける教師体験
  2. 片桐頼続:レオナルドの最後の晩餐―修復の結果から言えるもの

第61回(2000.10.7)

  1. 大島久美子:アンドレア・マンテーニャ作《サン・ゼーノ祭壇画》考察
  2. 青木洋一郎:トロンカメントについて

第60回(2000.7.1)

  1. 辻昌宏:パリオとバスティアニーニ
  2. 黒田泰介:ルッカの古代ローマ円形闘技場遺構の住居化について

第59回(2000.5.13)

  1. 東哲史:ItaliaとVulgata―ラテン語聖書について
  2. 西村安弘:アントニオーニ作品における自己言及性

第58回(2000.2.5)

  1. 木名瀬紀子:W. Welliver以降の「ボッティチェリ《ヴィーナス誕生》の研究史」研究
  2. 堤康徳:マリオ・カメリーニの知られざる秀作

第57回(1999.12.4)

  1. 五十嵐勇:ローマの料理法のフランスへの影響―アピキウスとタイユヴァン
  2. 谷古宇尚:ナポリ・アンジュー家の2人の女性寄進者、ハンガリーのマリアとマヨルカのサンチャ―ドンナレジーナ聖堂とサンタ・キアーラ聖堂について

第56回(1999.10.2)

  1. ルチアーナ衣川:Per quale motivo gli studenti di Waseda s’iscrivono al corso elementare d’italiano?
  2. 島津紀久子:イタリア人の質問

第55回(1999.7.3)

  1. 藤岡寛己:ローマ会議とローマ協定(1918年4月)
  2. 鈴木信五:ラテン詩からロマンス詩へ

第54回(1999.5.15)

  1. 工藤裕子:ボローニャと「オリーブの木」―政治的伝統と市民参加
  2. 一ノ瀬俊和:草の根の日伊交流―チェルタルドと甘楽町の場合

第53回(1999.2.6)

  1. 小林勝:プレッツォリーニとレッジョ・エミーリア
  2. 吉田光司:フランコ・アルファーノとイタリアオペラの終焉

第52回(1998.12.5)

  1. N. Dessardo:Il Vivaldi sconosciuto ovvero il Vivaldi del melodramma
  2. 木名瀬紀子:フィレンツェ洗礼図への新視点

第51回(1998.10.3)

  1. 東哲史:イタリア語の時制とアスペクト
  2. Marco Sbaragli:Miti e realtà del colonialismo italiano

第50回(1998.6.27)

  1. 團名保紀:ピサ大聖堂内ティーノ・ディ・カマイーノ作洗礼盤のサインについて
  2. Giuseppina Cerulli:Gli ultimi orientamenti della ricerca italiana delle antichità

第49回(1998.5.9)

  1. 中嶋康:イタリア外交政策の地政学的要因
  2. 児嶋由枝:フィデンツァ大聖堂のファサード彫刻―二つの家族像をめぐって―

第48回(1998.2.5)

  1. Alessandro Gerevini:Banana Yoshimoto in Italia
  2. 青木洋一郎:ダンテの見たイタリア語(「俗語詩論」の場合)

第47回(1997.12.6)

  1. Silvana De Maio:Il conte Fè d’Ostiani nei rapporti fra Italia e Giappone negli anni settanta dell’Ottocento
  2. 鈴木信五:動詞の前方の要素とコントラスト―古イタリア語と現代イタリア語の場合

第46回(1997.10.11)

  1. 小森谷慶子:パラティーノの丘、その遺蹟と再整備計画について
  2. Alda Nannini:Costì e costà:un aspetto della deissi nel toscano

第45回(1997.7.5)

  1. 吉田光司:プッチーニの蝶々夫人の初演と改訂について
  2. 田畑賀世子:イタリアにおける古事古物学研究―現代古代史学の成立

第44回(1997.5.24)

  1. 藤澤明寛:古代イタリア都市経済の一側面
  2. 堤康徳:翻訳をめぐるタブッキの短篇について

第43回(1997.1.25)

  1. 木名瀬紀子:ヴァザーリの表現Amoriをめぐる解釈試論―ゼフュロスとクロリス
  2. 田辺清:フラ・バルトロメオの《聖母子像》について

第42回(1996.12.7)

  1. 山本真司:西洋中世キリスト教世界の言語モデル?
  2. 増山暁子:北伊古城とアーサー王文学

第41回(1996.10.12)

  1. 軍侍紀子:近代イタリアにおける言語の問題
  2. 藤谷道夫:建築としての神曲

第40回(1996.6.29)

  1. ルチアーナ衣川:Sibilla Aleramo:Una donna
  2. 片桐頼続:レオナルド・ダ・ヴィンチの遠近法と視覚のメカニズムの探究

第39回(1996.5.11)

  1. 日置拓人:戦前のイタリアの集合住宅
  2. 吉田光司:ジョヴァンニ・シモーネ・マイール―イタリアのドイツ人

第38回(1996.2.3)

  1. 田中由称子:イタリアの磔刑図について―チマブエを中心に
  2. 堤康徳:映画「自転車泥棒」とイタリア人の生活

第37回(1995.12.2)

  1. Alda Nannini:L’apprendimento della relativizazione in descenti di madrelingua giapponese, osservazioni e proposte didattiche
  2. 藤谷道夫:ダンテの表現形式―ラテン文学との関連において―

第36回(1995.10.7)

  1. 小林勝:世紀末フィレンツェの文化状況―高等研究所と雑誌イル・マルゾッコ
  2. 大原まり子:シモーネ・マルティーニの祭壇画に関する一考察

第35回(1995.7.1)

  1. ルチアーナ衣川:Paganini ed il suo allievo, Camillo Sivori
  2. 島津紀久子:電波でつなぐイタリアと日本

第34回(1995.4.22)

  1. 市野奈都子:システィーナ礼拝堂天井画 その成り立ちと問題点
  2. 増山暁子:ディーノ・ブッツァーティの東京だより

第33回(1995.2.4)

  1. 中島康:冷戦下におけるイタリアのNATO外交
  2. 河上眞理:16世紀ヴェネツィアにおける「田園風景画」の成立について

第32回(1994.12.3)

  1. 高橋朋子:画家・パトロン・戦争―ジョルジョーネの《テンペスタ》とティッツィアーノの「戦争画」
  2. 坂崎則子:ルネッサンス・リュート音楽におけるイタリアの影響力

第31回(1994.10.15)

  1. 飯田玲:ジャック・カロの肖像について
  2. Giorgio Amitrano:Tendenza della narrativa contemporanea in Giappone e in Italia

第30回(1994.6.25)

  1. 菅田茂昭:イタリア語の地中海的要素
  2. Giuseppina Cerulli:L’Italia ponte dei popoli mediterranei

第29回(1994.4.23)

  1. 河上眞理:チーマ・ダ・コネリアーノについて
  2. 増山暁子:イタリアの散文トリスタン「ターヴォラ・リトンダ」

第28回(1994.2.5)

  1. 高橋利安:イタリア第一共和制の終焉―新しい選挙法について
  2. 山本信司:フリウリ語とその位置について

第27回(1993.12.4)

  1. Maurizia Aigner:Due poeti crepuscolari:Guido Gozzano e Sergio Corazzini
  2. 松浦千誉:イタリアの離婚法

第26回(1993.10.2)

  1. 五十嵐勇:16世紀イタリア料理法のフランスに及ぼした影響について―カトリーヌ・メディシスとプラティネ
  2. 森尾総夫:カルロ・ギンズブルグの『ピエロ・デッラ・フランチェスカ』をめぐって

第25回(1993.7.3)

  1. 田畑賀世子:4世紀後半の国家と教会―381年アクィレイア公会議を中心に―
  2. 藤岡寛己:第一次大戦後のカトリック系労働組合

第24回(1993.5.29)

  1. 小林勝:パピーニとプレッツォリーニ―フィレンツェ1899年―
  2. 勝田由美:解放主義の女性運動(1890年から1908年まで)

第23回(1992.12.5)

  1. 徳家統:建築の風景
  2. 増山暁子:ドロミティ・アルプス(ラディン語地域)の伝説について

第22回(1992.9.26)

  1. 小森谷慶子:アヴァンギャルド建築家G.L.ベルニーニ
  2. 亀崎勝:マサッチォ―再生したジオット―

第21回(1992.6.27)

  1. 厚見恵一郎:マキャベッリの政治思想
  2. 河上眞理:ジョルジョーネ研究―ドイツ商館外壁壁画について―

第20回(1992.5.9)

  1. リア・ベレッタ:御雇外国人キヨッソーネ
  2. 馬場広信:パゾリーニと1949年―「或ること」の夢と崩壊

第19回(1992.2.7)

  1. 高橋朋子:ティッツィアーノの「スポレートの戦い」をめぐって
  2. 工藤裕子:イタリアの都市文化―ミラノをめぐって

第18回(1991.12.7)

  1. 勝田由美:アンナ・マリア・モッツォーニの生涯と活動
  2. 北田葉子:ガリレオとメディチ家

第17回(1991.10.12)

  1. 小林勝:両大戦間におけるフィレンツェ文化の概観
  2. 長谷川正允:ローマのバロック建築

第16回(1991.6.15)

  1. 北田葉子:ガリレオとイエズス会士
  2. 正富りか:14,5世紀、イタリア中部のテーベ図―その図像モチーフの考察

第15回(1991.5.11)

  1. 野村昌幸:13世紀後半におけるアラゴン連合王国のシチリア進出―王太子ペドロとシチリア問題
  2. 工藤裕子:イタリアの都市政策―景観にみるその理論と現実

第14回(1991.2.7)

  1. 小瀬村幸子:オペラの翻訳
  2. 菅田茂昭:派生と合成―生成形態論的アプローチ

第13回(1990.12.8)

  1. 徳橋曜:中世商人の地縁的関係に関する考察の試み
  2. 五十嵐勇:16,17世紀のフランス・イタリアにおける食への宗教規則の状況変化について―バターとオリーブ油

第12回(1990.10.6)

  1. 亀永洋子:中世イタリアにおける寡婦
  2. 木名瀬紀子:ボッティチェルリの「ヴィーナスの誕生」図におけるヴィーナス図像についての一考察

第11回(1990.6.16)

  1. 松本佐保:14世紀フィレンツェと穀物供給
  2. 野口昌夫:イタリア中世小都市の都市組織と形成過程

第10回(1990.4.21)

  1. 根占献一:イタリア・ルネサンスにおけるフォルトゥーナの意義
  2. 池上公平:ルネサンスの「風景画」

第9回(1990.2.7)

  1. 西村安弘:ジョヴァンニ・ヴェルガの自由間接話法とネオレアリズモ映画の系譜
  2. 児嶋由枝:或る踏み絵の系譜―ミケランジェロのピエタとの関連について

第8回(1989.12.9)

  1. 工藤裕子:イタリア官僚制の行政的・政治的機能と政党
  2. 今井桜子:後79年埋没当時のポンペイ第一様式について

第7回(1989.10.28)

  1. 田澤美智子:イタリアの新聞について
  2. Luigi Polese Remaggi:I “Ragionamenti” di Francesco Carletti:invito alla rilettura dell’opera letteraria di un mercante fiorentino

第6回(1989.6.10)

  1. 池谷知明:イタリアの政党システムについて
  2. 小田内隆:12世紀のイタリアの宗教史の側面

第5回(1989.4.22)

  1. 布施一夫:フラ・アンジェリコの『十字架下降図』について
  2. 菅田茂昭:サルジニア島のことば

第4回(1989.2.4)

  1. 出射悦子:コンメディア・デラルテについて
  2. 小林勝:1920年代のG.プレッツォリーニ

第3回(1988.12.10)

  1. 松本佐保:14世紀トスカーナ地方における労働者の研究
  2. 関根秀一:ボッティチェルリの『三王礼拝』

第2回(1988.10.15)

  1. 勝田由美:アンナ・マリア・モッツオーニの『女性とその社会的諸関係』(1864)について
  2. 藤岡寛己:1919―1920年(4月)期の工場評議会とグラムシ

第1回(1988.6.25)

  1. 三森のぞみ:中世末期フィレンツェにおけるコンフラテルニタ(兄弟会)について
  2. 亀崎勝:ブランカッチ礼拝堂のフレスコ画をめぐって